東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生から11日で4年11カ月。地震で石垣が大規模崩落した白河市の国史跡・小峰城では石垣の修復作業が進んでいる。
小峰城は東日本大震災で計10カ所、約7千個の石垣が崩れた。市は平成26年から石を可能な限り再利用し、伝統的工法で再び積み上げている。
昨年4月には石垣の一部や三重櫓(やぐら)などの修復が完了し、一般公開を始めた。
現在は竹之丸南面、本丸西面から雪見櫓、本丸北面にかけての工事が続く。竹之丸南面の現場には多くの石が並び、作業員が適した大きさに削り、クレーンを使っての作業に当たっている。
市は全ての修復の完了目標を30年度としている。
(カテゴリー:福島第一原発事故)