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記者が歩く福島の今 相馬福島道路「復興の象徴」工事急ピッチ

急ピッチで工事が進む今田高架橋と作業を見守る工藤所長(左)

 県北地方と相馬地方を結ぶ全長約45キロの115号国道「相馬福島道路」の整備が着々と進む。相馬市側の起点となる常磐自動車道相馬インターチェンジ(IC)との接続部分付近では、今田高架橋が常磐道の上をまたぐ形で建設されている。
 昨年6月、国内最大級のクレーン車を使い重さ約215トンの巨大な橋桁を一晩で取り付けた。床版のコンクリートを打ち終え、現在は道路側面の壁や中央分離帯を造るための鉄筋工事が進められている。高架橋工事は特殊な技術を要するため、全国各地から作業員が集まっている。穏やかな春の日差しの下、額の汗を拭いながらの仕事が続く。
 今田高架橋の北側では荒屋舗(あらやしき)橋を整備している。宇多川に架かる全長約178メートルで、3月までに建設予定の16基のうち9基の橋台や橋脚が完成した。橋の土台部分が水に触れて劣化しないようにするため、宇多川の河道切り替え工事も並行して行われている。
 相馬福島道路は5区間に分けて工事が行われ、常磐道相馬-相馬西(仮称)IC間の相馬西道路(6キロ)は平成30年度に開通予定。相馬西-阿武隈東(仮称)IC間の阿武隈東道路(10・7キロ)は最も早く今年度中の供用開始を目指している。阿武隈東-阿武隈(仮称)IC間(5キロ)、阿武隈-霊山(仮称)IC間の霊山道路(12キロ)は29年度に開通予定。霊山IC-東北自動車道福島北ジャンクション(仮称)間(12・2キロ)は未定。
 国土交通省磐城国道事務所相馬出張所の工藤金充所長(45)は「福島の復興を象徴する道路。安全に工事を進め、1日でも早い開通につなげたい」と話している。(相馬支局長・須釜 豊和)

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