ドイツのバーバラ・ヘンドリクス環境・自然保護・建設・原子炉安全大臣は19日、東京電力福島第一原発事故からの県内の復興状況を視察するため来県し、楢葉町コミュニティセンターで畠利行副知事、松本幸英楢葉町長と懇談した。
畠副知事と松本町長が県内の復興状況や楢葉町の取り組みなどを説明した後、除染への評価や県民の健康管理対策、楢葉町民の帰還の見通しなどについて意見を交換した。ヘンドリクス大臣は健康管理や再生可能エネルギーの推進の面で支援する考えを示した。畠副知事は起き上がり小法師(こぼし)、松本町長は和布細工をヘンドリクス大臣に記念品として贈った。
ヘンドリクス大臣は15、16の両日、富山市で開催された先進7カ国(G7)環境相会合に出席するため来日した。懇談に先立ち、東京電力福島第一原発や富岡町内、楢葉町の天神岬スポーツ公園と仮設商業施設「ここなら商店街」を視察した。
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