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放射線不安軽減目指す 福大が手法確立へ

 福島大は子育て中の母親の放射線への不安軽減に向けた手法確立を目指す。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が県内の子どもや保護者に与える心的ストレスを調べている福島大災害心理研究所の筒井雄二所長(共生システム理工学類教授)が20日、記者会見で明らかにした。
 手法づくりに向け、平成27年度は生後4カ月の子を持つ母親17人を対象に調査を行った。心理学を活用して母親の心の安定を目指した。6週間に計4回、母親の心理状態を調べて数値化した結果、時間の経過に伴い「幸福感」を示す数値が上昇していた【図1】。
 筒井所長は母親の不安感やストレスは子どもの感情面の成長などに影響すると指摘する。結果を基に28年度は県内の自治体などと連携しながら心理学を用いたプログラムを実践して母親の心理的ストレスの軽減を目指す。
 また、研究所が震災発生後から続けて調べている福島市在住の母親のストレス数値は【図2】の通り。園児と児童を持つ母親にアンケートを実施し、2739組から回答を得た。ストレスの最大を2ポイント、最小をゼロに設定して算出した。減少傾向が続いているが、他県に比べて高い水準となっている。

カテゴリー:福島第一原発事故

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