東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの広野町の復興状況などを町外の人に学んでもらう広野町の復興スタディーツアーは10日、町内で開かれた。
交流人口の拡大や地域活性化などにつなげようと町が平成29年度から本格的に取り組む「復興国際スタディーツーリズム創設事業」のプレ事業として企画した。鹿児島、佐賀、愛媛など各県の東京事務所の職員ら約30人が参加した。
参加者は広野、楢葉の両町にまたがるJヴィレッジを視察した後、レストラン・アルパインローズでサッカー日本代表帯同シェフの西芳照さんの話を聞いた。防災緑地では、植栽した樹木を管理するNPO法人広野わいわいプロジェクトの磯辺吉彦事務局長から概要の説明を受けた。
この後、町公民館に移り、3班に分かれて「避難所生活のルール作り」をテーマにワークショップを繰り広げた。町職員から震災発生からこれまでの経験を聞き、意見交換した。
(カテゴリー:福島第一原発事故)