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調査ロボ予定通り投入へ 第一原発2号機高線量 東電月内に 堆積物残り計画不透明

 東京電力福島第一原発2号機の廃炉作業で掃除用ロボットが故障し、原子炉格納容器内で過去最高となる毎時650シーベルトの空間放射線量が計測された問題で、東電の姉川尚史原子力・立地本部長は10日の会見で予定通り月内に調査用ロボットを投入する方向で検討する考えを示した。ただ、炉内は極めて高線量な上に障害となる堆積物が除去できておらず、計画通り進むかは不透明だ。

 9日の作業では、堆積物を取り除くため投入した掃除用ロボットが高線量とみられる影響で故障した。調査用ロボットが炉内環境に長時間耐えられない可能性もある。東電は調査用ロボットへの放射線量の影響を低減する対策や稼働時間などを検討した上で格納容器内に投入する方針。
 姉川本部長は「揮発した放射性物質が拡散し、高線量の原因になったとみられる。まずは障害を乗り越えられる見通しをつけなくてはいけない」と述べたが、具体的な対策については明言しなかった。
 9日の作業で掃除用ロボットが堆積物に乗り上げ、一時動けなくなったことについては「もう少し移動がスムーズにいくと思っていたが、先の見通しが立たなくなったわけではない」と強調した。調査用のロボットが同様に途中で動けなくなる可能性があるため、通行の模擬訓練をする見通し。
 一方、原子炉圧力容器真下の鉄製の作業用足場で見つかった縦横1メートルの穴については「上部から核燃料が落下して高温で変形した可能性が高い」との見解を示した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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