富岡町の秋の風物詩として親しまれていた伝統行事「えびす講市」が11月に7年ぶりに復活する見通しとなった。町が2日の町議会産業復興常任委員会で明らかにした。
町商工会を中心に実行委員会をつくる。町内で営業を再開した事業者に加え、避難先で事業を営んでいる商店主らにも出店を要請する。会場は町中央商店街や、さくらモールとみおかの駐車場などが候補に挙がっている。
えびす講市は毎年11月に開かれていた。商店街に出店が並び、音楽ライブや鼓笛パレードなどを催し、大勢の来場者でにぎわったが、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故以降は中断していた。4月に帰還困難区域を除き避難指示が解除されたのを契機に復活させる。6月議会に事業費800万円を追加補正する。
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