相馬双葉漁協による試験操業で、今シーズン最後の沖合底引き網漁が26日、相双沖で行われ、相馬市の松川浦漁港に水揚げされた。今シーズンの漁獲量は昨シーズンの約2倍の1036トン(昨シーズンは532トン)となった。
最終日は底引き漁船22隻がヒラメ、カレイ類、タコ、アジなどを水揚げした。沖合底引き網漁の試験操業は2012(平成24)年6月に始まった。今シーズンは昨年9月から計77回(昨シーズンは53回)操業した。
漁協は、ヒラメ、イシガレイなどの主力魚種が対象に加わり、操業回数の増加が水揚げ増の要因としている。ただ、水揚げ数量は震災前の1割程度となっている。
7、8月の休漁期を経て9月に再開する。7、8月は小型船による沖合タコかご漁などの試験操業が行われる。シラス漁の試験操業も7月に始まる。
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