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自動車で津波避難 いわき市沿岸部初の訓練

高台を目指して車で避難する参加者

 いわき市総合防災訓練は24日、市内で実施した。沿岸部住民の避難訓練では、初めて自動車利用を想定した訓練を繰り広げた。
 自動車を使った沿岸部住民の避難訓練は平の藤間、下高久、神谷作、沼ノ内の4行政区を対象とした。
 市内で震度5弱の地震が発生し、津波警報が発令されたと想定し、沿岸部の住民43人が25台に分乗して高台にある県立いわき公園を目指した。事前に浸水想定区域内の信号を点滅させると周知しており、より内陸部への避難を促した。昨年11月に津波警報が発令された際、避難する自動車で渋滞した箇所には「渋滞発生」と記した看板を設けて注意を喚起した。
 渋滞や混乱はなく、住民は身の安全を円滑に確保した。
 市が8月に策定した「津波災害時における自動車による避難ガイドライン」を初めて活用した。避難は徒歩を原則としているが、要支援者や半径500メートル以内に高台や避難場所がない場合は自動車の利用を認めている。
 訓練に参加した市内平下高久の会社員猪狩建次さん(41)は「東日本大震災や昨年11月の地震では渋滞した。訓練ではスムーズに避難できた」と話した。市危機管理課は「日頃から複数の避難経路を考え、地域間の連携を確認しておくことが重要だ。訓練の結果を踏まえて、さらに対策を徹底する」としている。

カテゴリー:福島第一原発事故

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