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浪江の牛の姿絵に 磐梯で作品展命の力強さ表現 相模原の画家戸田さん

作品「聖なる光」に命の輝きを表した戸田さん

 相模原市の日本画家戸田みどりさん(67)は22日、磐梯町の「ギャラリーれい」で、東京電力福島第一原発事故の影響を受ける浪江町の牧場の牛などを描いた作品展を始めた。10月29日まで。
 最新作「聖なる光」は痩せ細り、脱毛するなどして衰弱しながらも澄んだ目で正面を見据える牛の姿を通じて生命の力強さを表現した。岩絵の具で描き、猪苗代湖畔の砂なども用いた。脱毛した部分は銀箔(ぎんぱく)と焦がした硫黄で表した。
 「見捨てられた牛」や「餌を食む牛たち」「木蓮と子牛」など20点が並ぶ。2014(平成26)年に訪れた楢葉町の情景に人々の郷愁を重ねた作品もある。
 戸田さんは2015年2月、原発事故の旧警戒区域である浪江町の「希望の牧場」に滞在し、殺処分に反対して飼われている黒毛和牛をスケッチした。今年4月にも牧場を訪れて取材し、作品にした。
 ギャラリーれい代表の上遠野レイ子さんが戸田さんの作品に引かれ、県内初の個展を催した。戸田さんは「どんな状況でも懸命に生きる牛の姿を通し、あらゆる命の輝きに目を留めてもらえれば」と話している。
 入場無料。期間中の金、土、日の各曜日と祝日に開く。時間は午前11時から午後5時。問い合わせは同ギャラリー 電話0242(73)3910へ。

カテゴリー:福島第一原発事故

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