東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

「就学する」90人 認定こども園、小中一貫校 飯舘村教委調査最終結果

決定した制服デザインを背に会見する菅野村長(右)と中井田教育長

 飯舘村教委は27日、2018(平成30)年4月に村内で開校する認定こども園と小中一貫校の就学意向調査の最終結果を公表した。回答した432人のうち90人(20.8%)が「就学する」と答えた。8月の前回調査の52人から38人増えた。
 調査対象は東日本大震災前の村内居住者と、村内に住所があった両親から震災後に生まれた子どもで、ゼロ歳から中学2年生までの742人。回収率は58.4%だった。
 「就学する」とした90人は調査対象者の12.1%に当たる。内訳は認定こども園が18人(前回8人)、小学校が28人(15人)、中学校が44人(29人)。1~5歳児と小中学校の全学年で1人以上の子どもが「就学する」と答えた。
 前回は「迷っている」とした38人のうち24人が「就学する」とし、「就学しない」とした318人のうち16人が「就学する」に転じた。通学手段の確保を求める声も寄せられた。
 村役場で記者会見した中井田栄村教育長は就学予定者が増えた理由について、「先生方が外部と連携した特色ある授業や少人数教育の利点を保護者らに伝えてくれた」と話した。菅野典雄村長は「飯舘の学校を卒業したいという声がうれしい。住民とのつながりを深め、村の復興の核となる学びやを目指したい」と意欲を示した。
 村の幼稚園児と小中学生合わせて139人が現在、川俣町と福島市飯野町の仮設校舎に通っている。

■制服デザイン発表 コシノヒロコさん考案
 飯舘村教委は同日、世界的なファッションデザイナーのコシノヒロコさんが考案した認定こども園と小中一貫校の制服デザインを発表した。
 コシノさんが小中学生の制服を手掛けるのは初めて。上着は紺のブレザーで中学生用は襟付き。男子のズボンはグレー、女子のスカートはグレーと青を基調とするチェック柄。提案された6種類のデザイン案から村教委が児童・生徒と保護者の意見を基に決めた。
 コシノさんは東日本大震災後、飯舘中に部活動のユニホームを寄贈するなど村とゆかりがある。
 村教委は制服購入費や教材費など教育に関する費用をゼロ歳から中学生まで無料化する方針を示している。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧