県立高校のうち、全日制82校と定時制6校は1日、卒業式を行い、1万3781人が学びやを巣立った。広野町のふたば未来学園高では一期生140人が本県復興を担う決意を胸に、新たな一歩を踏み出した。
丹野純一校長が代表6人に卒業証書を手渡し、式辞を述べた。新妻秀規文部科学政務官兼復興政務官、「ふたばの教育復興応援団」の小泉進次郎衆院議員、内堀雅雄知事、吉田栄光県議会議長らが祝辞を述べた。
在校生代表の中島蓮生徒会長(2年)がはなむけの言葉を贈り、卒業生代表の鯨岡洋星さんが「心から復興を感じられるその日まで、確実に歩んでいかなければならない。輝かしい未来をつくるため共に頑張っていこう」と呼び掛けた。
小高商高と小高工高が統合し昨年4月に開校した南相馬市の小高産業技術高でも卒業式が行われ、統合後の一期生151人が級友との別れを惜しんだ。
2日は安積高御舘校、4日には郡山萌世高・通信制、5日は白河二高で卒業式が行われる。
(カテゴリー:福島第一原発事故)