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鎮魂と決意 東日本大震災7年 県が追悼復興祈念式

復興への願いを込めて歌声を披露する会津高合唱部員

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から7年を迎えた11日、県主催の追悼復興祈念式が福島市のとうほう・みんなの文化センター(県文化センター)で行われた。犠牲になった人々を参列者が悼み、未曽有の大災害からの復興をさらに前に進め、古里の誇りを取り戻す挑戦を続ける決意を共有した。

 内堀雅雄知事は式辞で「7年の歳月が流れたが、大切な人や平穏な生活を奪われた悲しみは決して消えることはない」と述べながら、本県の現状について課題が山積し、復興は途上にあるとした。その上で、未来に向けた拠点施設の整備の進展や地域産業の再生など「明るい光」が7年間で一層強まっていると強調。「復興をさらに前進させ、先人たちが築き上げてきた郷土の誇りを取り戻すべく、福島に思いを寄せてくれる全ての方々と共に全力で挑戦を続けることを誓う」と決意を示した。吉田栄光県議会議長が追悼の辞をささげた。
 妻のり子さん(67)の母キクヱさん=当時(81)=を津波で失った南相馬市小高区の渡辺栄三さん(69)が遺族を代表し、「人に未来と英知がある限り、全世界の皆さまと協力し合い復興に取り組んでいく」と語った。
 冒頭で政府主催の追悼式の様子が同時中継され、地震発生時刻「午後2時46分」に合わせ1分間黙とうした。内堀知事、吉田議長、県市長会を代表して木幡浩福島市長、県町村会長の遠藤栄作鏡石町長、本県関係国会議員、4カ国・地域の代表らが献花した。
 昨年10月の全日本合唱コンクール全国大会で7年連続11度目の金賞に輝いた会津高合唱部の部員約50人が「アメージンググレース」「心に花を咲かせよう」を歌い上げた。
 式典には招待者約250人、県内外からの一般来場者約260人が出席し、閉式後に一般来場者も献花した。政府から浜田昌良復興副大臣、武藤容治経済産業副大臣、伊藤忠彦環境副大臣が臨んだ。福島民報社の高橋雅行社長が出席した。
 夕方には福島市のJR福島駅東口広場など県内6市の6会場でキャンドルナイトが繰り広げられ、県内は犠牲者への鎮魂と復興への祈りに包まれた。

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