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水稲の実証栽培開始 大熊で避難解除に向け田植え

雨の中、大熊町大川原地区の水田で田植えする関係者

 東京電力福島第一原発事故で全町避難している大熊町の大川原地区(居住制限区域)で9日、原発事故後初めて、食用も可能な水稲の実証栽培の田植えが行われた。町は来春、避難指示解除準備、居住制限の両区域の避難指示解除を目指している。帰還後の町民の営農再開を見据え、一歩を踏み出した。
 町農業委員や国、県、町の職員ら合わせて約30人が参加した。雨の降る中、約8アールの水田にコシヒカリの苗を手植えした。収穫したコメは町職員らが消費する予定。今後3年間を目安に実証栽培を続け、放射性物質検査の結果を基に国などが出荷制限の解除を判断する。町産業建設課の担当者は「帰還した町民が震災前と同じように農業ができるよう、準備していく」と話した。
 町は除染の効果を確認し、収穫後のコメを原則廃棄する試験栽培を2014(平成26)年から実施。これまでは全て食品衛生法の基準値を下回った。
 町内の大川原地区と中屋敷地区(避難指示解除準備区域)では来春の避難指示解除を目指し、4月24日から準備宿泊が始まっている。

カテゴリー:福島第一原発事故

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