福島大経済経営学類の学生と福島市の小学生約40人は13日、市内松川町の水田で田植えに励んだ。県産米を全国にPRし、東京電力福島第一原発事故の風評払拭(ふっしょく)を目指す取り組みで、今年で5年目。児童の参加は初めて。
震災後、小学校行事としての田植え再開が難しい中、児童らに手植えの体験をしてもらおうと、各校に呼び掛けて参加を募った。
小山良太教授のゼミに所属する学生と参加を希望した10小学校の児童が「おかわり農園」と名付けた大学近くの水田約41アールに田植え機や手作業で、酒米「五百万石」とコシヒカリの苗を植えた。
北沢又小5年の金子深央(みひろ)さんは「楽しかった。収穫して食べるのが楽しみ」と笑顔を見せた。
ゼミ長で3年の間宮疾人さんは「自分たちで米作りをした経験が、県産米の安全性を発信する時の自信につながる」と語った。
木幡浩福島市長が訪れ、一緒に手植えし汗を流した。
(カテゴリー:福島第一原発事故)