東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

「やりようで防げた」 津波工学専門家が見解

 東京電力福島第一原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電の旧経営陣3人の第16回公判は13日、東京地裁(永渕健一裁判長)で開かれた。首藤伸夫東北大名誉教授(津波工学)が証人尋問で、「やりようによっては原発事故は防げた」と述べた。
 首藤氏は2002(平成14)年に土木学会の津波評価部会主査として、東電が津波対策の根拠とした「原子力発電所の津波評価技術」を取りまとめた。津波対策について「当然、想定以上の高さを考える必要がある」と指摘し、原子力施設の水密性の強化などで事故を防げたとの見解を示した。
 ただ、福島第一原発が営業運転開始から40年を迎えつつあったため、「あと10年、20年で廃炉を迎える原発に、一企業が多額の費用を投じることができるのか」と疑問を呈し、安全対策を促しても理解を得るのは難しかったと振り返った。
 次回は15日午前10時から。別の証人の尋問を行う。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧