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市場高値時に出荷増 県、安定供給体制構築へ 県産果物

 県は2018(平成30)年度、県産のモモやナシなどの果物を現在より長期間にわたって安定供給できる体制づくりに乗り出す。主力品種より早い時期や遅い時期に生産の最盛期を迎える県オリジナル品種への改植を農家に促し、市場価格がより高い時期の大量出荷や輸出量増加につなげる。

 25日の6月定例県議会の代表質問で、県民連合の宗方保議員(須賀川市・岩瀬郡)の質問に佐竹浩農林水産部長が答えた。
 県産モモの出荷時期拡大に向けたイメージは【図】の通り。主力品種の「あかつき」などは8月上旬に出荷の最盛期を迎えるが、東京都中央卸売市場での単価は1キロ当たり300円台前半と他の時期に比べて低い。今後は単価が高くなる7月上旬から中旬にかけて収穫できる「はつひめ」などの栽培面積拡大を目指す。
 ナシは「豊水」などが8月下旬から9月下旬に最盛期を迎える。全国的に導入が進む「あきづき」への改植を促し、流通量が少なくなる10月上旬ごろの出荷増を目指す。リンゴは主力品種「ふじ」が11月にピークとなるため、県オリジナル品種「べにこはく」を普及させ、11月下旬から年明けまで出荷が続くようにする。
 新品種の導入を支援するため、改植に必要な暴風ネットやビニールハウスなど病害虫を防ぐための設備費用の2分の1を補助する制度を新設する。最新の防除機や鮮度を保つための保冷庫の導入費用も対象とする。JAと連携してセミナーを開き、新品種に転換する利点を農家に説明するほか、栽培方法などの指導も始める。
 県によると、小売店や流通市場からは最盛期以外でも「一定量確保できないか」との問い合わせが増加傾向にあるという。佐竹部長は答弁で「『品種リレー』を進めることで市場需要を拡大し、トップブランドの産地づくりを目指す」と述べた。

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