東日本大震災の津波被害を受けたいわき市平豊間地区で、防災機能を兼ね備えた豊間公園が完成し、三十日、現地で開園式が行われた。
公園の面積は約八・二ヘクタールで、災害発生時に多くの住民を収容できる屋根付き広場や防災シェルターにもなる休憩施設、収納ベンチ、断水時にも使える非常用トイレなどを設けた。
平常時はスポーツなどを通し、市民の憩いの場になるよう多目的グラウンドや広場、複合遊具、ネットクライミングなどを設置した。総事業費は約十九億四千万円。
式では、清水敏男市長、菅波健市議会議長らがテープカットした。豊間保育園の園児も出席し、風船を空に飛ばして完成を祝った。
同日、豊間、薄磯、久之浜の沿岸部で、市が進めてきた震災復興土地区画整理事業の完成に伴い竣工(しゅんこう)記念碑の除幕式が行われた
(カテゴリー:福島第一原発事故)