任期満了に伴う岐阜県岐南町議選(定数10)が7日投開票され、職員の尻を触るなど99件のセクハラ行為を認定されて昨年3月に町長を辞職した小島英雄氏(75)が当選した。補欠選挙も含め、通算8回目の当選。町議選には小島氏を含め16人が立候補していた。
小島氏を巡っては、町の第三者委員会が、町長に初当選した直後の2020年11月から数年間、多数の職員の尻を触ったり、背後から抱きついたりするなどのセクハラ行為があったと認定した。
小島氏は「中立性に欠ける」などと不満を示したものの、議会で不信任決議案が可決されるとの見通しを踏まえ、町長を辞職。今回の町議選には、支持者からの要請を受け、出馬を決断したと説明していた。