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教職員97%定時退勤できず

2025.09.18 03:58

 全日本教職員組合(全教)は18日までに、教職員の97%が定時退勤できず、時間外労働(残業)をしているとのアンケート結果を公表した。3人に1人が1日2時間超の残業をし、理由は授業準備が最も多かった。土日に仕事をしていたのは75%に上った。

 アンケートは4~7月にインターネットで実施。組合員だけでなくSNSでも募り、小中高の教職員ら1200人が回答した。

 結果によると、定時で退勤しているとしたのは3%だけで、残りは残業が発生。1日当たりの残業時間は30分以内が8%、31~60分が15%、61~90分が17%、91~120分が23%で、121分以上が34%だった。残業理由(複数回答)は「翌日の授業や単元の準備」の他、学校運営のため教員が分担してする業務である校務分掌関係、事務処理、提出物やテストのチェックが多かった。

 自宅に仕事を持ち帰っていないのは29%、土日に仕事をしていないは25%。

 回答から平均的な1カ月の残業時間を試算したところ、小学校は「過労死ライン」とされる月80時間を超える88時間となり、中高は71時間超。