X メニュー
福島のニュース
国内外のニュース
スポーツ
特集連載
あぶくま抄・論説
気象・防災
エンタメ

銀賞 酪王乳業(郡山) カフェオレの人気不動

2020.03.10 17:00

 牛乳やカフェオレをはじめ、ヨーグルトやジュースなどの清涼飲料水を消費者に届けている。
 牛乳は豊かな風土で育った風味豊かな生乳のみを使用し、加工、販売まで一貫して行っている。ブランド名の「酪王」は一般公募で名前が付いた。酪農の王様という意味で、子どもからお年寄りまで幅広い世代に親しまれている。
 操業翌年の一九七六(昭和五十一)年に発売された「酪王カフェオレ」は県民のソウルドリンクとして親しまれている。コクのある生乳と香り高いコーヒーの絶妙なバランスが人気の秘密で、発売から四十年以上経っても味わいは不変だ。
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後、風評により、酪王カフェオレの生産が一時止まった。そんな中、会員制交流サイト(SNS)に書き込まれた「カフェオレおいしい。早く飲みたい」というファンの声が、操業再開を後押しした。以後、年を追うごとに売り上げを伸ばしている。
 ここ数年は他企業とのコラボに力を入れている。郡山市の「柏屋」と共同企画したシュークリームやロールケーキが好評だ。宗像実社長(69)は「より一層地域に根差して、皆様から愛される身近な存在であり続けたい」と意気込みを示す。
■メモ
▽設立=1975(昭和50)年4月
▽社長=宗像実
▽従業員数=143人
▽住所=郡山市大槻町字古屋敷80の1
▽電話番号=024(951)7731