東京五輪の聖火リレーは四日、岐阜県の二日目を実施した。日本三名泉の一つ、下呂温泉がある下呂市を出発。第一走者を務めた義足のダンサー大前光市さん(41)は走行後「聖火は希望の光。自分も踊りを通じて希望の力を伝えたい」と語った。
同市では、世界文化遺産の白川郷(白川村)から移築した合掌造り家屋が並ぶ下呂温泉合掌村などを通過。温泉街では浴衣姿の観客がランナーに拍手を送る場面も見られた。
大前さんは岐阜県出身。二〇一六年リオデジャネイロ・パラリンピック閉会式で独創的な踊りを披露した。
各務原市ではピンク色の桜の下を継走。同市は「ホッケーの聖地」で知られ、女子日本代表「さくらジャパン」候補の十人が交代でトーチを掲げた。