東京五輪の聖火リレーが八日、秋田県で始まり、県南部の豪雪地帯や武家屋敷で有名な仙北市角館町などを駆け抜けた。夏の風物詩「大曲の花火」の開催地、大仙市を走った同市出身の俳優柳葉敏郎さん(60)は「楽しい時間をこんなに長く感じたのは初めて。幸せいっぱい、夢いっぱい」と感慨深げに語った。
伝統行事「かまくら」で知られる横手市を走った同市出身のタレント壇蜜さん(40)は「トーチがずっしりと重く緊張したが、一歩一歩確実に踏みしめた」と達成感でいっぱいの様子だった。
初日は秋田市でゴールした。同市では新型コロナウイルス感染防止対策のため、行程を一部変更、短縮した。