１９５９（昭和３４）年のセンバツに福島県の会津高校の主戦として出場した黒岩正明さん（８１）＝川崎市＝は福島民報社の電話取材に応じ、会津地方の高校としては６３年ぶりの甲子園出場となる只見高校にエールを送った。
黒岩さんは自らの高校時代も冬場は雪が積もりグラウンドが使えない日が多く、近くの飯盛山までランニングするなどした思い出を振り返った。その上で「再び雪深い会津から甲子園に出場する高校が出てうれしく思う」と語った。
川崎市の自宅で現在も鍼灸（しんきゅう）治療院を続けている黒岩さん。２２日の只見の初戦は自宅のテレビで見守るという。「新型コロナで制限がある中での出場でいろいろと大変だと思う。一生の思い出なので楽しんできてほしい」と只見ナインへの思いを語った。
２１世紀枠で初出場の只見は、大会第４日の２２日の第３試合（午後２時開始予定）で大垣日大（岐阜）と戦う。