大相撲春場所千秋楽は27日、大阪市のエディオンアリーナ大阪で行われ、福島市出身の新関脇若隆景関(27)=本名・大波渥さん、荒汐部屋=が結びの一番で大関正代関(30)に敗れた。関脇阿炎関(27)に負けた平幕高安関(32)と12勝3敗で並び、優勝決定戦で高安関に勝利して初優勝を飾った。
戦後で本県出身力士の優勝は1953(昭和28)年夏場所の時津山、1972年初場所の栃東(先代)に続き、50年ぶり3度目。新関脇での優勝は1936年夏場所の双葉山以来86年ぶりで、一場所15日制となった1949年夏場所以降では初めて。