23日に始まる第74回春季東北地区高校野球の支部予選と、5月14日開幕の福島県大会はともに有観客で開催される。福島県高野連が20日、郡山市のユラックス熱海で開いた2022(令和4)年度第1回理事会で決めた。
当初、ブラスバンドの応援は可能とする方針だったが、新型コロナウイルス感染対策のため認めない。支部予選は、観客数を球場の収容上限数の半数とする。
5月15日までの県独自の新型コロナ対策「感染拡大防止重点対策」が解除された場合、県大会は大会途中から収容上限数を撤廃し、ブラスバンドの応援を認める方針。昨年と同様、声を出しての応援はできない。
7月に行われる全国高校野球選手権福島大会も有観客で開催する方向で調整を進めている。
■夏の福島大会 7月9日開幕 メイン球場は開成山
甲子園を懸けた全国高校野球選手権福島大会は郡山市のヨーク開成山スタジアム(開成山野球場)をメイン球場とし、いわき市のいわきグリーンスタジアム、福島市の県営あづま球場、白河市の白河グリーンスタジアム、会津若松市のあいづ球場で開催する。7月9日に開幕する。
今季の大会日程は【表】の通り。春季東北地区県大会は5月14日から白河市の白河グリーンスタジアムなどで実施する。東北大会は福島県開催で、福島市の県営あづま球場、郡山市のヨーク開成山スタジアムが会場となる。
天候不良などで試合を中断した場合、翌日以降に中断時点から続きを行う「継続試合」は導入しない。今年度から選抜高校野球大会など全国大会で取り入れているが、該当する試合数が少ないことなどが理由。
大会の入場料金を改定し、500円から700円に引き上げる。新型コロナの影響で収入が減少したため、値上げに踏み切った。
軟式野球は今季加盟した会津北嶺のみが出場するため、県大会は行わない。