来春の選抜大会(センバツ)につながる第74回秋季東北地区高校野球県大会第2日は18日、福島市の県営あづま球場、会津若松市のあいづ球場、白河市の白河グリーンスタジアムで2回戦8試合を行い、ベスト8が出そろった。平工と田村は16年ぶりの8強進出。
県営あづま球場では聖光学院が8-0で光南に七回コールド勝ちした。あいづ球場では、いわき光洋がふたば未来に11-1の六回コールドで大勝した。白河グリーンスタジアムでは学法福島が福島に3-2でサヨナラ勝ちし、同支部対決を制した。
後半戦は21日に始まり、県営あづま球場とあいづ球場で準々決勝4試合を行う。準決勝2試合は24日、決勝と3位決定戦は25日にいずれも県営あづま球場で行う。
上位3校は10月10日から山形県で開かれる東北大会に出場する。
【県営あづま球場】
■聖光学院8―0光南(7回コールド)
聖光学院が盤石の試合運びで光南にコールド勝ちした。聖光学院は一回1死二、三塁で松尾が中前打を放ち2点を先制した。三回も緑川の中前打で加点した。投げては星名、小室の継投で零封した。光南は打線が散発2安打と本塁が遠かった。
■平工6―3福島成蹊
打線がつながった平工が福島成蹊を下した。平工は三回、2死二、三塁で鈴木悠が三塁打を放ち先制すると、大竹、大山が適時打で続き4点を挙げた。服部、大山の継投で逃げ切った。福島成蹊は徐々に点差を詰めたが、序盤の失点が響いた。
■学法石川11―1福島商(5回コールド)
学法石川が猛打で福島商に大勝した。学法石川は1点を追う二回、1死二、三塁で根本の遊ゴロの間に同点とすると、本郷が二塁打を放ち勝ち越した。四回には打者一巡の猛攻で5点を追加した。福島商は一回に先制したが投手陣が崩れた。
【あいづ球場】
■東日大昌平6―4会津北嶺
東日大昌平が会津北嶺に競り勝った。東日大昌平は一回1死二塁、鈴木の中前打で先制。同点の八回1死二、三塁、深滝の投ゴロが野選を誘い勝ち越すと、続く塚本のスクイズで1点を追加した。会津北嶺は東日大昌平を上回る13安打を放ったが、及ばなかった。
■いわき光洋11―1ふたば未来(6回コールド)
11安打のいわき光洋がふたば未来にコールド勝ちした。いわき光洋は一回1死三塁、捕逸の間に1点を先制。六回は鈴木の犠飛などで4点を加え、試合を決めた。佐藤凌が6回1失点。ふたば未来は五回、失策の間に1点を返したが投手陣が踏ん張れなかった。
【白河グリーンスタジアム】
■田村8―5若松商
田村が若松商に打ち勝った。田村は一回1死一塁、吉村の右中間三塁打で先制し、さらに2点を加えた。二回は国分の右前適時打などで3得点。若松商は三回に2点差に迫ったが、継投した田村の山本を打ち崩せなかった。
■学法福島3―2福島
学法福島が福島にサヨナラ勝ち。学法福島は八回、小山の内野安打で1点を返すと敵失の間に同点とした。九回、2死満塁から小山が四球を選んだ。菊地は2失点完投。福島は五回に諏訪の2点右前打で先行したが、継投が裏目に出た。
■福島東6―2只見
福島東が勝負強さを見せ、只見に逆転勝ちした。福島東は1点を追う六回無死満塁、代打福本の2点左前打で逆転。七回は敵失や暴投の間に3点を加えた。只見は二回、目黒悠の左中間二塁打で先制したが、四回以降は追加点が遠かった。