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来場所、兄弟関脇濃厚 若隆景関と若元春関 大相撲

2023.01.23 09:30

 大相撲初場所は22日、東京都墨田区の両国国技館で千秋楽を迎え、史上4組目の兄弟三役となった福島市出身の若元春関と若隆景関が9勝目を挙げて締めくくった。兄の若元春関は昇進の可能性があり、来場所はそろって関脇が濃厚。弟の若隆景関は「兄弟で活躍できることはいいことだと思う」と心待ちにした。

 若元春関は遠藤関に土俵際まで寄られたが、左を差して反撃し、力強く寄り切った。三賞にもあと一歩の活躍を見せて「関脇だろうが小結だろうが番付は意識せず、自分の相撲を取るだけ」と表情を崩さなかった。

 若隆景関は錦木関を下から攻め、右からいなしてはたき込んだ。関脇で6場所連続の勝ち越しにも「もっと上を目指すためには力をつけないといけない」と満足しなかった。


■貴景勝関に知事賞 福島県産米や牛肉 大相撲初場所

 内堀雅雄知事は22日、大相撲初場所で優勝した貴景勝関に知事賞を贈った。

 優勝力士への知事賞の贈呈は30回目。内堀知事は土俵上で貴景勝関をたたえ、赤べこトロフィーを手渡した。賞金50万円に加え、副賞として県産米「天のつぶ」1トン、福島牛のサーロイン10キロ、白菜やシイタケなど季節の野菜を詰め込んだ「ふくしま愛情野菜詰め合わせ」78キロも贈った。

 知事賞は東京電力福島第1原発事故に伴う県産農産物への風評払拭、安全性のPRなどを目的に設けている。