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会津北嶺 春初勝利 学法福島流れつかめず 春季高校野球福島県大会

2023.05.16 11:20
【学法福島―会津北嶺】1回裏、会津北嶺無死一、二塁、3点本塁打を放ち仲間とハイタッチする富山(右)

▽2回戦 会津北嶺9-2学法福島(8回コールド)

 好機を確実に生かした会津北嶺が学法福島に8回コールド勝ちした。会津北嶺は1回無死一、三塁、嘉数が先制の適時打、さらに富山の3点本塁打で勢いづいた。その後も得点機を広げ、加点した。学法福島は散発6安打と打線がつながりを欠いた。


■創部6年目新たな歴史 15安打打線に勢い

 春の県大会初出場の会津北嶺が15安打の攻めで学法福島にコールド勝ちし、8強に名乗りを上げた。創部6年目で新たな歴史を刻んだナインに、木口奨監督は「選手が互いに声をかけ、連係を深めた成果が出た」と目を細めた。

 1回から打線に勢いがあった。リードオフマン渡辺龍平が中前打で出ると、続く木村海人の右前打で一、三塁とし、嘉数優人の適時打で早々に1点を先制した。さらに無死一、二塁で4番富山紘之進が初球の高めの直球を振り抜く。打球は右翼席へ吸い込まれ、3点本塁打になった。ガッツポーズを上げながらダイヤモンドを回り、ベンチで仲間と喜び合った。

 富山は大阪府出身。野球に力を入れていると聞き、会津北嶺の門をたたいた。当初は冬場の雪の多さに戸惑ったが、走り込みなどで心身を鍛えて今春から4番に座る。この日は8回の第5打席も中越え二塁打で8点目を奪い、4打点を挙げた。

 準々決勝は聖光学院とぶつかる。「気持ちで負けないよう、明るくプレーしたい」と言葉に力を込めた。