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福島県代表の聖光学院が2年連続初戦突破 共栄学園(東東京)に9―3 夏の甲子園開幕

2023.08.07 08:00
初戦を突破し、スタンドに向かって駆け出す聖光学院ナイン

 第105回全国高校野球選手権記念大会は6日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。初日は開会式と1回戦3試合を行った。福島県代表の聖光学院は第2試合に登場し、共栄学園(東東京)を9―3で下し、2年連続で初戦を突破した。聖光学院は大会第7日第4試合(12日午後3時45分開始予定)の2回戦で仙台育英(宮城)と対戦する。

 2年連続18度目の出場となった聖光学院は左腕小室朱生投手(3年)が先発した。直球とスライダーがさえ、六回途中までを被安打2、4奪三振の無失点と好投した。後を受けた右腕星名竜真投手(同)は3点を失ったものの、3番手の右腕高野結羽投手(2年)が得点圏に走者を背負いながらも、速球や変化球を駆使して反撃を抑えた。

 打線は先発全員による16安打9打点と持ち味の強打を発揮した。四回に杉山由朗選手(3年)の一塁への内野安打、三好元気選手(同)の右中間二塁打で無死二、三塁とし、松尾学武選手(同)が三塁線にスクイズ(記録は内野安打)を決めて先制。続く1死二、三塁から片山孝選手(同)の左犠飛で1点を加えた。五回は打者一巡で5安打を集め、4点を挙げて突き放した。9盗塁に4犠打飛を絡めてそつのない攻めが光った。

 主将の遊撃高中一樹選手(3年)、二塁西本颯汰選手(同)を中心に守備も安定。無失策で投手陣をもり立てた。春夏通じて甲子園初出場の相手に貫禄の試合運びを見せた。

 聖光学院は夏の甲子園で通算24勝目。夏の甲子園における福島県代表の通算成績は40勝60敗となった。