福島市出身の大相撲力士「大波3兄弟」が所属する荒汐部屋の夏合宿は最終日の24日、全日程を終えた。大波3兄弟の長男で東幕下19枚目の若隆元(31)=本名・大波渡=ら力士は市相撲場で最後の朝稽古に汗を流した。
若隆元の他、同市出身で、西幕下50枚目の丹治(17)=同・丹治純=と西三段目7枚目の大賀(20)=同・丹治大賀=の「丹治兄弟」らが早朝から激しいぶつかり稽古に励んだ。稽古後にファンとの記念撮影に応じた。
荒汐親方(元幕内・蒼国来)は来年も福島市で夏合宿を行いたいとの意向を示し、「次回は福島の人たちともっと交流できるようなトークイベントや、ちゃんこの振る舞いなども企画したい」と語った。
市内の主婦片寄直子さん(63)は「間近で迫力ある稽古が見られて幸せ。ますますファンになった」と声を弾ませた。
朝稽古が一般公開された5日間で延べ約3200人(主催者発表)が訪れた。荒汐部屋の一行は25日に東京へ戻り、秋場所(9月10日初日・両国国技館)に臨む。
動画のURLはこちら https://youtu.be/x3P40qK8jk8