来春の選抜大会につながる第76回秋季東北地区高校野球大会第5日は21日、秋田市のこまちスタジアムで準決勝2試合を予定していたが、雨のため、22日に順延となった。本県第3代表の学法石川と八戸学院光星(青森第2代表)の第2試合は22日午前11時30分開始予定となった。
青森山田(青森第1代表)―一関学院(岩手第1代表)の第1試合は同日午前9時開始に変更された。決勝は23日午前10時から同球場で行う。
秋季地区大会の成績は選抜大会出場校選考の重要な資料となる。東北の出場枠は従来から1増の3枠となった。決勝に進めば選抜が有力となる。
■学法石川 光る勝負強さ
学法石川は1回戦で盛岡中央(岩手第3代表)に8―5で逆転勝ち。2回戦で聖和学園(宮城第1代表)に2―1で競り勝つと、準々決勝は金足農(秋田第1代表)を3―1で下して準決勝に進んだ。
背番号2の1年生右腕大栄利哉は2回戦をほぼ1人で投げ、準々決勝で完投するなど全3試合に登板し、2失点と安定している。他の投手陣の起用や継投判断が注目される。これまで好機を着実に生かしてきた打線の出来も鍵を握る。
■八戸学院光星 投打とも安定
八戸学院光星は仙台一(宮城第3代表)との2回戦を5―2、日大山形(山形第2代表)との準々決勝は8―1の七回コールドで制した。投打とも安定している。
ここまで左の3投手が登板。夏の甲子園でマウンドに立った主戦洗平比呂は準々決勝に先発し、被安打5、8奪三振、1失点と好投した。夏を経験した岡本琉奨らが控える。チーム打率は3割6分3厘。準々決勝では先発全員の15安打を放った。1番竹田智紀と2番砂子田陽士は2試合で打点を挙げるなど勝負強い。