■選挙区党派別得票率 立民トップ53.0%
福島県内小選挙区の党派別得票率は、4選挙区に候補者を立てた立憲民主党が53・0%で最も高かった。2021(令和3)年の前回の42・0%と比べ11・0ポイント増加した。
自民党は32・9%、共産党は5・5%、無所属は8・5%だった。
■比例代表党派別得票率 自民31.5%で最高
比例代表の県内の党派別得票率は自民が31・5%でトップとなった。2021(令和3)年の前回より6・4ポイント低かった。
立憲民主28・8%、公明9・7%、国民民主8・6%、共産6・9%、れいわ新選組6・9%、日本維新の会3・4%、参政2・2%、社民2・1%と続いた。
■最多得票は金子氏 1区12万4441票
県内4選挙区のうち最も得票が多かった候補者は1区の金子恵美氏で12万4441票だった。
2番目は2区の玄葉光一郎氏で12万3256票。3区の小熊慎司氏が9万6814票、2区の根本拓氏が9万2616票、4区の坂本竜太郎氏が8万5751票と続いた。
■得票率最高も金子氏 1区59・60%
県内小選挙区の当選者のうち、得票率が最も高かったのは1区の金子恵美氏で59・60%だった。
次いで3区の小熊慎司氏が54・80%、2区の玄葉光一郎氏が53・95%、4区の坂本竜太郎氏が46・52%となった。
2番手の候補者と最も差が小さかったのは坂本氏で3・82ポイント差だった。
【県内小選挙区候補者11人の得票順位】
※敬称略。当は選挙区で当選。比は比例東北で復活当選
①当 金子 恵美(1区)124,441
②当 玄葉光一郎(2区)123,256
③当 小熊 慎司(3区)96,814
④比 根本 拓(2区)92,616
⑤当 坂本竜太郎(4区)85,751
⑥ 亀岡 偉民(1区)84,351
⑦比 斎藤 裕喜(4区)78,708
⑧ 上杉謙太郎(3区)68,133
⑨ 熊谷 智(4区)19,879
⑩ 丸本由美子(2区)12,594
⑪ 唐橋 則男(3区)11,715
■斎藤氏91・79% 根本氏75・14% 上杉氏70・38% 亀岡氏67・78% 惜敗率
県内4小選挙区で敗れた候補者の惜敗率は4区の斎藤裕喜氏が91・79%、2区の根本拓氏が75・14%、3区の上杉謙太郎氏が70・38%、1区の亀岡偉民氏が67・78%だった。斎藤氏と根本氏は比例東北で復活当選した。
4区で7万8708票を獲得した斎藤氏は7043票差で敗れた。根本氏は2区で9万2616票を得たが、3万640票差で選挙区当選を逃した。3区で6万8133票を集めた上杉氏は2万8681票差で落選した。1区の亀岡氏は8万4351票が投じられたが、4万90票差で当選はかなわなかった。2021(令和3)年の前回衆院選は惜敗率90%超が2人だったが今回は1人に減った。
【県内小選挙区候補者の惜敗率順位】
①比 斎藤 裕喜(4区)91.79%
②比 根本 拓(2区)75.14%
③ 上杉謙太郎(3区)70.38%
④ 亀岡 偉民(1区)67.78%
⑤ 熊谷 智(4区)23.18%
⑥ 唐橋 則男(3区)12.10%
⑦ 丸本由美子(2区)10.22%
■死に票24・64% 前回比18・43ポイント増
県内小選挙区に立候補した11人のうち、4小選挙区の当選者と比例東北の復活当選者を除く落選者5人に有権者が投じた票(死に票)は19万6672票で、有効投票数の24・64%だった。2021(令和3)年の前回より18・43ポイント増加した。各選挙区の当選者への「生き票」の割合は53・90%、復活当選者の得票の割合は21・46%だった。