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田村鮮やか逆転 追加点遠かった光南 春季高校野球福島県大会 3位決定戦(5月25日)

2025.05.26 10:00
【光南―田村】5回裏、田村1死満塁、遊佐(右から4人目)が勝ち越しのスクイズを決め、仲間に出迎えられる
【光南―田村】投打にわたって活躍した光南の先発甲賀

▽3位決定戦 田村2-1光南

 【評】好機を確実に生かした田村が光南との1点を争う好ゲームを制した。田村は1点を追う五回1死から3連打で満塁とし、渡辺翔の中前打で追い付いた。続く遊佐のスクイズで1点を勝ち越した。光南は二回、甲賀の左前適時打で1点を先制したが追加点が遠かった。


■「最大限の仕事」 田村の遊佐、勝ち越しスクイズ

 田村の主将遊佐真吾は五回1死満塁で勝ち越しのスクイズを決め、チームを勝利に導いた。「自分ができる最大限の仕事をした」と胸を張った。三回2死二塁の好機では、スライダーを空振りし三振に倒れた。五回の第3打席では相手バッテリーの配球を読み、スライダーに狙いを定めた。外角に来た1球目を三塁前に転がし、三走松井翔湧を生還させた。

 夏の選手権大会に向け「この結果に満足せず、自分たちに足りない部分を見つめ直したい」と気を引き締めた。


■投打躍動 焦りで暗転 光南の先発甲賀「勝負強い投手に」

 光南の先発甲賀瑛士は四回まで田村打線を無得点に抑えるだけでなく、二回の攻撃で先制打を放った。投打で序盤に躍動し、チームを勢いづけた。ただ、五回1死から連打を浴びて焦りが生じた。悪い流れを断ち切れず安打で同点とされた。仲間の期待に応えられずに肩を落としたが、「勝負強さを発揮できる投手になる」と再起を誓った。