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旅の記憶、記録しよう 「ハイキングパスポート」30日発売 福島県の浜通り13市町村にスタンプ設置

2025.09.05 10:10
ハイキングパスポートの利用イメージ
イベント申し込みのQRコード

 NPO法人ふくしま浜街道トレイルアソシエーション(福島県楢葉町)は「ふくしま浜街道トレイル」を歩くハイカーが浜通り13市町村を巡る旅の記憶を記録するハイキングパスポートを作った。30日に発売する。店舗などに設置したスタンプを集める手帳。ハイカーが滞在、周遊しながら地域とのつながりを深められるようにする。

 法人は、新地町からいわき市の浜通り約220キロを縦断するトレイルの管理運営や情報発信に取り組む民間組織。協力団体や周辺施設、関連自治体と連携し、持続的な利活用促進を目指している。ハイカーが再訪したくなるきっかけを作ろうと「パスポート」を企画した。

 13市町村の商店や観光施設など約90カ所にあるスタンプ設置ポイントを巡って印を集める。スタンプが集まると各市町村の特色を表現した記念バッジ(税込み350円)を購入できる。トレイル沿い10市町のスタンプを集めると「全線踏破証明書」(同1000円)、3村のスタンプも合わせて集めれば「全線+フットパス3村踏破証明書」が発行できる。

 パスポート(同1100円)は専用のウェブページでオンライン販売する。ページは15日から公開予定。発売日の30日はトレイルの開通2周年記念日にあたる。法人の中島悠二代表理事は「浜街道トレイルは人の生活や文化が身近で、その間を縫うような道。地域を理解しながら歩く旅の醍醐味を存分に味わうきっかけにしてほしい」と話している。


■10月4日、南相馬と浪江でハイキングイベント

 スタンプポイントを巡るハイキングイベントが10月4日午前8時30分から南相馬市小高区と浪江町の約14キロのコースで開かれる。QRコードの専用フォームから申し込める。