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聖光学院高手話部(福島県伊達市) 2年連続で全国手話パフォーマンス甲子園へ 被災地の思いを手話で表現

2025.09.09 16:00
手話で「アイ・ラブ・ユー」を表現する聖光学院高手話部の部員

 福島県伊達市の聖光学院高手話部は9月14日に鳥取県で開かれる手話の全国大会「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」に出場する。昨年に続いて2度目。

 同大会には動画審査の予選に全国58チームの応募があった。正しい手話表現や表情、演技力などを基準に審査され「演劇・コント・ポエム等」部門に同校を含む31チームが選ばれた。

 同校は「東日本大震災―あの日を忘れない」を演題に、震災後の避難所での生活や被災者の苦悩などを表現する他、自然災害が多発する中で日頃の備えや心がけを手話で伝える。斎藤美羽部長(3年)ら部員15人が上位入賞を目指して練習に励んでいる。斎藤好美副部長(3年)は「震災を風化させないために命の大切さを語り継いでいく。思いを込めた私たちの演技を全国に届けたい」と意気込みを語った。

 8日、同校で激励金交付式が行われた。新井秀理事長兼校長、安斎文夫同窓会長、清野公弘保護者会長が斎藤好美副部長に激励金を手渡し、活躍を期待した。同窓会の福地浩司副会長、顧問の高野愛理教諭が同席した。

(県北版)