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福島県伊達市の「伏黒文化倶楽部」 文化事業で地域活性化 水雲神社メインにライブなど企画

2025.09.13 15:20
メイン会場として活用される水雲神社の内

 福島県伊達市の伏黒、伊達地区を拠点とする「伏黒文化倶楽部」が、水雲神社境内をメイン会場に文化振興に取り組んでいる。今春、伊達市や福島市などの有志で立ち上げ、趣向を凝らした文化事業で地域を盛り上げている。

 水雲神社に事務局を置き、宮司の大橋裕晃さん(72)が会長を務めている。会員には伊達市ふるさと会館運営に携わった元市職員などもいる。大橋会長は30年ほど前に職員として同館の立ち上げに関わり、多くの公演を手がけた。

 倶楽部発足後、最初の事業として、県北地方で活動する音楽家を招いたフリーライブを7月に同神社で開き、発表の場を提供した。今後、同神社をメイン会場に、市ふるさと会館などと連携して多様なジャンルの公演を打つ。大橋会長は「県内の先進地と比べ県北地方は文化事業が少ない。これまでのノウハウを生かし、多くの人が楽しめる事業を展開したい」と話した。


■15日、寄席 27日は演奏会

 15日午後1時30分から「伏黒寄席」を同神社拝殿で開く。社会人落語家が話芸を披露する。木戸銭として500円の協力を呼びかける。

 「十五夜献奏会」は27日午後6時から同神社境内で開く。箏の高橋萩寿々さん(国見)、尺八の橘梁盟さん(伊達)、薩摩琵琶の望月錦亜さん(福島)が出演し、たきぎをたくなど幻想的な空間で演奏する。入場料は500円。

 問い合わせは大橋会長へ。

(県北版)