福島県郡山市の安積地区交通対策協議会の「第19回みんなで交通事故をなくそう安積地区市民大会」は24日、市内の安積総合学習センターで開かれた。「ゆずる笑顔と思いやり 無事故で明るい郡山」をテーマに、参加者が交通事故ゼロに向けて決意を新たにした。
同協議会や同地区の老人クラブなどから約100人が参加し、同協議会の名倉善明会長と安積行政センターの井上高志所長があいさつした。郡山署の渡辺貴智交通1課長が交通安全に関して講話した。飲酒運転をしないために、飲酒場所に車を持ち込まないことを推奨。夜間に車を運転する際は「基本的にライトを遠目にして、対向車が来た場合は近目に切り替えてほしい」と訴えた。
同署生活安全課の担当者は県内で発生した特殊詐欺の被害状況などについて説明した。「あなたに逮捕状が出ている」などとおどされて金銭をだまし取られるケースが多いとして「警察は捜査情報を一般市民に教えないので信用しないでほしい」と強調。「身に覚えのない話をされたら1人で考え込まず、家族や警察に相談してほしい」と話した。引き続き、市交通教育専門員の鈴木和友さんが交通安全教室を開いた。
(郡山版)