東日本大震災アーカイブ

県内タケノコ7点 基準値超す

 福島県は12日、タケノコと牧草、肉類の放射性物質の検査結果を発表した。タケノコは13点を調べ、七点が食品衛生法の暫定基準値(一キロ当たり放射性ヨウ素2000ベクレル、放射性セシウム500ベクレル)を上回った。県は国の出荷制限対象となっている伊達市を除く南相馬、本宮、桑折、国見、川俣、西郷の六市町村で採取されたタケノコについて出荷自粛を要請している。

 牧草は44点を調べ、全て繁殖雌牛の暫定許容値を下回った。乳用牛と肥育牛については許容値を一部で上回った。農林水産省が定めた粗飼料の暫定許容値は、放射性セシウム(134と137の合算)は乳用牛と肥育牛が一キロ当たり300ベクレル、繁殖雌牛などが5000ベクレル。放射性ヨウ素は乳用牛が一キロ当たり70ベクレルで、肥育牛や繁殖雌牛などは野菜の食品衛生法の暫定基準値(一キロ当たり2000ベクレル)が適用される。

 肉類は浪江町の豚肉二点を調べ、いずれも食品衛生法の暫定基準値(一キロ当たり放射性セシウム500ベクレル)を下回った。
 検査結果は【表】の通り。

カテゴリー:福島第一原発事故