東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内への一時帰宅で、福島県双葉町には26日、同原発の立地町として初めて住民が立ち入った。浪江町では請戸地区などで大津波の犠牲者を慰霊した。
双葉町は田村市古道体育館を中継基地に、新山、前田、長塚各地区の住民が帰宅し、思い出の品や貴重品、衣服などを持ち帰った。浪江町は中継基地の南相馬市馬事公苑から移動し、棚塩、請戸、中浜地区の住民が海岸近くの焼香台で線香や花を手向けた。その他の北幾世橋、藤橋両地区の住民も久しぶりにわが家を訪れた。
一時帰宅は27日も続き、双葉町は60人、浪江町139人、南相馬市91人が参加する。
(カテゴリー:福島第一原発事故)