アルファ通信(東京都)は28日、飯舘村役場前に大きな文字で放射線量を表示する「安心生活」システムを設置した。
同社は騒音・振動の測定公開システムなどを製作している。安心生活システムは、原発事故後に開発に取り掛かり、約1カ月半で完成させた。
測定装置も同社製で、米国RSSIの認証を得た。10秒ごとに放射線量を測り、メモリースティックに記録した1日ごとの積算値、グラフを出力できる。豊田勝則社長は「精度には自信がある」と話している。
子どもに合わせて地上50センチの高さに設定したことと、樹木のそばにある関係で、県発表の数値より高い数値を示している。村は「場所などによって数値は違うので、一つの参考にしたい。あくまで継続測定している県発表のデータが公式」と話している。
6月2日は福島市役所、南相馬市役所、3日は伊達市役所に設置する予定。
(カテゴリー:福島第一原発事故)