東日本大震災アーカイブ

役場機能移転時期示す 葛尾村と富岡町

役場機能移転や仮設住宅入居の時期が示された連絡会議

 福島県葛尾村は役場機能を移す三春町の貝山多目的運動広場管理棟での一部業務を14日に開始し、同町内の仮設住宅の入居を26日に始める。富岡町は早ければ8月下旬に三春町自然観察ステーションに役場機能を移す。8日に三春町役場で開いた第一回関係自治体連絡会議で示された。
 同会議は三町村の首長、議長で構成する。座長の鈴木義孝三春町長が「一つの町に役場が三つできる初の事態。避難者の生活を支援できるよう取り組みたい」とあいさつした。設置要綱を決め、仮設住宅の運営や児童生徒の通学先、ごみ収集、雇用創出などについて意見を交わした。
 葛尾村は三春町内の8カ所に418戸の仮設住宅を建設しており、約330世帯の約1100人が入居を希望している。富岡町は三春町内の6カ所に330戸の仮設住宅を建設中で、6月中旬以降に入居を始める。

カテゴリー:福島第一原発事故