東日本大震災アーカイブ

観光で本県の復興応援 沖縄から若松にツアー140人

鶴ケ城を見学する沖縄応援ツアーの一行

 福島県など東日本大震災の被災地を元気づけようと、沖縄県の経済人ら約140人が応援ツアーを企画し10日、会津若松市の鶴ケ城などを訪れた。知念栄治団長(沖縄県経営者協会長)らが観光で復興を応援しようと呼び掛け、8日から2泊3日の日程で岩手、宮城、福島の3県を回った。
 鶴ケ城では一行が応援ツアーの横断幕を掲げて入場。ボランティアガイドの案内で赤瓦にふき替えられた天守閣などを見学した。県の担当者が「起き上がり小法師」を贈呈。昼食時には菅家一郎会津若松市長、田子正太郎県商工会連合会長らが歓迎した。
 知念団長は「沖縄県も『9・11』のテロの際、風評被害で観光が大きな打撃を受けた。今回会津若松市を訪れ、何の心配もなく安全で素晴らしい観光地であることが分かった。沖縄だけでなく全国にPRしていきたい」と話した。

カテゴリー:福島第一原発事故