福島県によると、県外への避難者は6日現在、3万5557人で、約1カ月前の先月5日現在と比べ、1500人増加している。避難先も岩手、宮城の両県にも拡大し、46都道府県すべてに及んでいる。
都道府県別では、新潟県が7625人で最も多い。次いで東京都の4654人、群馬県の2657人、埼玉県の2610人、栃木県の2570人などの順。新潟県を除くと、首都圏に集中している。隣県の山形県も1861人と多い。
埼玉県加須市の旧埼玉県立騎西高には一時、双葉町民約1500人が集団避難していたが、9日現在、983人となっている。
一方、文部科学省によると、幼稚園、小・中学校、高校生の県外への転入学者数は5月1日現在、9998人に上っている。埼玉県が最も多く1232人で、次いで新潟県の1178人、東京都の1045人などとなっている。
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