県は二十八日、野菜と果実の合わせて十五品目三十七点の放射性物質検査結果を発表した。福島市産の露地物のモモ「はつおとめ」をはじめ、三十七点全てが食品衛生法の暫定基準値(一キロ当たり放射性ヨウ素二〇〇〇ベクレル、放射性セシウム五〇〇ベクレル)を大きく下回った。
二十四~二十七日の間に採取した野菜十一品目二十六点、果実四品目十一点を調べた。結果は【表】の通り。
野菜はカボチャとラッキョウを品目に加えた。二本松市のラッキョウから放射性セシウムがわずかに検出されたが基準値を下回った。
果物では、出荷が迫るモモやスモモ、ブルベリーなどを検査した。福島市のモモ一点を除いた十検体から放射性セシウムが検出されたが、いずれも基準値より低かった。
(カテゴリー:福島第一原発事故)