福島県は29日、農用地土壌の放射性物質の検査結果を発表した。県内49市町村の畑地など121カ所が対象。このうち3カ所で放射性セシウムが乾土1キロ当たり5000ベクレルを上回った。
乾土1キロ当たりの放射性セシウムは、伊達市霊山町下小国の畑地で614二ベクレル、相馬市東玉野の畑地で5276ベクレル、いわき市川前町下桶売の畑地で6920ベクレル検出された。県は今後、3カ所の詳細調査と、「特定避難勧奨地点」に指定される地点の周辺地域の農用地土壌調査を行う。
県の農用地土壌検査は5回目。国と連携して作成する農用地土壌の放射能濃度分布マップに反映させる。
(カテゴリー:福島第一原発事故)