福島県は1日、野菜と果実の計19品目42点の放射性物質検査結果を発表した。野菜は、今回新たにニガウリ、トウモロコシ、ハクサイ、果物ではネクタリンを検査対象としたが、42点全てが食品衛生法の暫定基準値(一キロ当たり放射性ヨウ素2000ベクレル、放射性セシウム500ベクレル)を大きく下回った。
6月29、30の両日に採取した野菜15品目35点、果実4品目7点を調べた。結果は【表】の通り。
バレイショ(ジャガイモ)は郡山市など8市町村の15点を調査し、いずれもほとんど放射性のセシウムとヨウ素は検出されなかった。県の担当者は「これで中通り、浜通りの24市町村の計70点を調査したが、いずれも大きく基準値を下回った。バレイショは家庭菜園でつくる人も多く、調査した市町村の方は安心して収穫してほしい」としている。
(カテゴリー:福島第一原発事故)