東日本大震災アーカイブ

コメのセシウム調査 説明会 県「収穫しても出荷しないで」

 4日に発表した今年産米の放射性セシウム検査の方法や早期出荷米の調査法などについて、福島県は5日、市町村やJA関係者、集荷業者などを対象に説明会を開いた。
 約160人が参加した。菅野和彦県水産畑作課長があいさつし「検査が終わるまで刈り取っても出荷はしないように生産農家に指導してほしい」と呼び掛けた。県職員が調査の仕組みなどを解説したほか、収穫時期が近づいている早期出荷米についての取り扱い方法などを話した。
 質疑応答では、稲わらなど飼料用の検査について質問があり、県は検査を実施する方向で調整しているとした。一方、出荷制限指示を受けた米や稲わらの処分については、早期に具体的な方策を示せるよう検討していくとするにとどまった。

カテゴリー:福島第一原発事故