福島県農業総合センターは5日までに、コマツナ、キュウリが土壌の放射性セシウムを吸収する割合についての研究成果をまとめた。土壌に含まれる放射性セシウム量に対し、コマツナに吸収されるのは0・22%以下、キュウリは0・5%以下と確認した。
土質や放射性セシウムの量が異なる土壌で栽培して調べた。放射性セシウムが一キロ当たり1000ベクレルの土壌で栽培した場合、コマツナに含まれる放射性セシウムは一キロ当たり2・2ベクレル以下、キュウリは5ベクレル以下となる。
県農業総合センターはトマトやホウレンソウ、キャベツ、ピーマンなど各農作物も研究しており、農家に栽培の目安として成果を周知していく。
(カテゴリー:福島第一原発事故)