細野豪志原発事故担当相は6日、郡山市で原発周辺の12市町村長らと意見交換し、放射性物質の除染計画などを策定した上で、原発から20キロ圏外の緊急時避難準備区域を一斉に解除したいとの考えを伝えた。出席した首長が明らかにした。
意見交換会では緊急時避難準備区域の対象市町村ごとに、除染作業やインフラ復旧の見通しを盛り込んだ「復旧計画」を策定する方針も説明した。
意見交換会後、細野氏は報道陣に対し、緊急時避難準備区域の解除に向け、週明けから関係市町村と協議に入ることを明らかにした上で、「解除にはもう少し時間がかかる。地元の声を聞いて慎重に進めたい」と市町村の意向を最大限に尊重することを強調した。
(カテゴリー:福島第一原発事故)